男の汗の臭いってどこからくる?臭う汗と臭わない汗の違いとは?

汗の臭いが周囲にどう思われているか気になっている男性も多いと思います。学生であれば体育の授業後や部活後の汗臭さを思い出しますよね。筆者は野球部だったのですが、部室の汗臭さは今でも強烈に覚えています。

そもそも、汗が臭う原因とは何でしょうか?臭いの原因がケアできないものであれば諦めるしかありませんが、日々の生活の中で意識をすれば改善できるものなのでしょうか?

今回は、汗が臭う原因と臭わない汗にするためにできることをご紹介します。

汗の役割

汗の役割は大きく2つあります。

  • 体温の調整
  • 皮膚膜の形成、保護

汗の最も大きな役割は体温調整です。私たちが汗をかいていないと思っていても、実は絶えず汗を分泌しています。その汗が皮膚表面から蒸散する時の気化熱を用いて体温を一定に保っています。

また、皮膚表面で皮脂と混ざることで皮脂膜を形成し、皮膚を保護する役割も果たしています。

このように、汗をかくこと自体は人間にとって非常に大切な機能なのです。

汗の種類

人間の汗のかきかたはいくつか種類があります。

  • 気温が上がり、体温の調整が必要になった時の汗
  • 入浴・運動後の体温調整のための汗
  • 緊張してかく汗
  • 辛いものを食べた時の汗
  • 自覚のない汗(寝汗など)

体温調節の目的で汗をかくことを「温熱性発汗」と呼びます。その他、体温調節を主とする汗の他にも緊張で手足にかく汗なども自覚できますよね。

緊張で手足に汗を掻くのは、一説によると古代から動物的な強敵に狙われた時に逃げやすいように足に汗を掻くことで滑り止めの役割を果たしていたと考えられているようです。その名残で手足に汗を掻くのかもしれませんね。

ちなみに、緊張や感情的になった時に掻く汗のことを「精神性発汗」といいます。

また、辛いものを食べた時にも汗をかきますが、実はこちらも詳しいメカニズムは解明されていません。こちらは「味覚性発汗」と呼ばれています。

日本人研究者による研究が進められているので、今後の研究成果に期待したいですね。

さらに、この他にも自覚のない状態でかいている汗があります。「不感知性発汗」と呼びますが、この汗の量は1日で約900mlもかいています。

何も運動をしていない日でも1日2リットルの水分を摂取しましょうと言われるのはこの不感知性発汗があるからです。ただし、通常の食事でも水分は摂取できるため、絶対に2リットルは飲まなくてはいけない、ということではありません。

2つの汗腺

汗が分泌されるのは汗腺という場所ですが、汗腺には「エクリン腺」「アポクリン腺」の2つがあります。それぞれ汗を分泌する機能を備えていますが、それぞれに特徴があります。以下、ご紹介します。

エクリン腺

エクリン腺は体の全体にある汗腺です。

手のひらと足裏に多くあります。この数は生まれた場所の気候などと関係があるとも言われています。

エクリン腺から分泌される汗は99%が水分です。また、ほとんど臭いはしません。

アポクリン腺

アポクリン腺はエクリン腺とは違い、ワキの下など身体の一部の毛の根元にあります。

アポクリン腺は思春期になると発達してきます。アポクリン腺から分泌される汗も無臭ですが、汗に含まれるタンパク質などが皮膚表面の細菌によって分解される時に悪臭を放ちます。

そのため、例えばワキガに悩む人の治療法として脇のアポクリン腺を切除するなどの処置が取られる場合があります。

臭いの原因になりやすいのがアポクリン腺と覚えておきましょう。

本来の汗は臭わない

ここまでご紹介してきたように、本来の汗は無臭です。それが、何らかの原因によって臭うようになってしまうのです。

汗が臭ってしまう原因として、雑菌と血液中の成分が関係しています。

臭う汗の2つの原因

雑菌の繁殖

本来は無臭の汗ですが、汗をかいてから処理をしないとそこに雑菌が繁殖して匂いの原因になります。部活後のTシャツを放置しておくと強烈な臭いを発しますが、それと同じことが皮膚の表面で起こります。

ただし、こちらの原因であれば、こまめに拭くなどの処理をすればさほど気になることはありません。

血液中の臭いのもと

汗は血液からできているので、血液に異常があると臭いの原因になります。例えば肥満体質の場合、脂肪細胞から脂肪酸という臭いのもとが分泌され、血液中に多く含まれるようになります。すると、必然的に汗も臭うようになってしまいます。

また、最近では糖質制限ダイエットも汗の臭いの原因になっています。糖質制限ダイエットは炭水化物を控えて肉類を多く食べるダイエット方法ですが、肉を消化しタンパク質を分解する時に排出されるアンモニアによって体臭が強くなることや、血液中にケトン体という成分が増えるようになります。ケトン体は果物が腐ったような臭いと表現されることが多く、これも汗が臭う原因となります。

ちなみに、糖尿病の人も血液中のケトン体が増加するため、汗の臭いが強くなります。

臭わない汗をかくためのポイント

では、臭わない汗をかく身体にするためにはどうしたらいいのでしょうか?

先述した原因である

  • 雑菌の繁殖
  • 肥満体質による血液中の脂肪酸の増加
  • 糖質制限ダイエット等による血液中のケトン体の増加

こちらはそれぞれケアをすることでどんどん改善していきます。ですが、実はそれ以外にも重要なポイントがあります。

汗をかく機会を増やす

意外に思うかもしれませんが、汗をかく機会を増やすことで汗の臭いが改善されていきます。

現代人の生活では、エアコンの効いた部屋で過ごすことが多く、汗をかく能力=汗腺の機能低下が進んでいます。そのため、いざ汗をかくと比較的臭い成分の濃度の濃い汗をかいてしまいがちです。また、汗が大粒になり、蒸散しにくく、これもまた臭いの原因となってしまっています。

汗腺は筋肉と同様、使わなければ衰えていくものです。そのため、定期的に汗をかく習慣をつけることで汗腺のトレーニングをするようにしましょう。

ランニングや筋トレ、サウナ等を活用して汗をかく習慣をつけておくといいでしょう。

汗をかいたらこまめに拭き取る

最後に一番大事なのは、とにかく汗をかいたら早めにケアをすることです。

臭いの原因となる雑菌は時間と共に増殖していきます。汗をかいたらすぐに復讐感があれば、そこまで臭いを気にせずに過ごすことができます。

また、着替えのシャツも持っておき、汗をかいたら着替えられるようにしておきましょう。Tシャツについた汗臭さは、時間が経つとどんどん取れなくなっていきます。肌の汗をこまめに拭き取るのと同様、洗濯もなるべく早く行うようにしましょう。

まとめ

今回は男性の汗の臭いの原因についてご紹介しました。

早めのケアをしていけばそこまで気にならずに過ごすことができます。市販の汗拭きシートや制汗剤等をこまめに使って、汗の匂いから解放された生活を送れるようにしましょう。

また、記事内でも触れましたが糖質制限ダイエットのやり方なども注意してみてください。自分では気づかないかもしれませんが、意外と体臭が変わると気づかれます。若干獣っぽい体臭になるので、香水などを使用して緩和するのも1つの手段かなと思います。


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