これぞシリーズ最高傑作!「ミッション:インポッシブル3」 レビュー

アクション
Mission: Impossible 3 (2006) – Count to Ten Scene (1/8) | Movieclips

作品・出演者情報

監督

J・J・エイブラムス

キャスト

  • イーサン・ハント – トム・クルーズ
  • オーウェン・デイヴィアン – フィリッピ・シーモア・ホフマン
  • ルーサー・スティッケル – ヴィング・レイムス
  • ジュリア・ミード – ミシェル・モナハン
  • ゼーン・リー – マギー・Q
  • デクラン・ゴームリー – ジョナサン・リース=マイヤーズ
  • ジョン・マスグレイブ – ビリー・クラダップ
  • リンジー・ファリス – ケリー・ラッセル
  • ベンジー・ダン – サイモン・ペッグ
  • セオドア・ブラッセル局長 – ローレンス・フィッシュバーン

個人的レビュー

「ミッション:インポッシブル」「ミッション:インポッシブル2」と鑑賞し、本作はその続編ということですぐに鑑賞した。

結果、間違いなく本作がシリーズの最高傑作と言えると思った。

個人的にはミッション:インポッシブル2がそこまで好きではなかった。その理由は以下のレビュー記事でも書いているのでそちらを参考にしてもらいたい。

2では不必要なカンフーやらスローモーションやらの多用により、作品が冗長になってしまっていた面がある。監督の個性と言えばそれまでなのかもしれないが、個人的にはスパイ映画に必要のない演出じゃないかと思っていたので、本作ではそれがほとんど出てこなかったのは非常に良かった。

ストーリーの構成も非常に面白い。冒頭のシーンでイーサンが敗北を喫しているシーンを焼き付け、この間抜けそうな男にしてやられる姿を想像しながらストーリーを追っていく。完璧とも言えるチームワークでバチカンを攻略していく彼らからは負ける姿は想像できない。唯一見ていて少し違和感を覚えたのはIMFの上官が強い口調で結果を求めていたところ。もしかしてこいつが黒幕か?と思い、それは中盤で確信へと変わるが、実は黒幕はイーサンの同僚だったというのは想像がつかなかった。それだけ上官の描かれ方がヴィラン寄りだったし、同僚はイーサンに協力的に描かれていた。

まあ、上官が正義感を持って任務にあたっているとして、あんな雰囲気で仕事をしているならもう少し態度を見直した方がいい気もする。あんな上司だったら絶対に私は誤解する。笑

今作で一番大きな敗北シーンは、ティヴィアンをCIA本部に輸送する途中、橋の上で襲撃されて逃してしまうシーンだ。ここまで絶望的なやられ方をするイーサンは初めて見たが、あれだけの奇襲だったにも関わらず仲間が死ななかったのは良かった。1作目の序盤で仲間のほとんどが死んだという過去の実績があるので、まさか今作もここで皆殺しになるのか!?と身構えてしまった。よほど評判が悪かったのかな。

まあ、このシーンは少々やりすぎな部分が多い気がした。一般人を巻き込んでこの規模の襲撃をするのはいくらIMFとはいえ現実的ではないだろうと思ってしまった。ストーリー上での違和感よりも爆破やスタントを優先した結果だから、作品の見せ方としてはもちろんありなのだが。敵側だとしても、もう少しスマートなやり方がミッション:インポッシブルシリーズには似合う。

2作目で気になっていた、イーサンの独壇場的な見せ場は今作では少なくなっていた。もちろん主演だからある程度の見せ場はあって然るべきと考えるが、これはチームでミッションに立ち向かうスパイ映画だということを再認識できる塩梅だったのはとても嬉しかった。仲間を信頼し、それぞれが持ったスキルを十分に生かした戦い方でとても良かったと思う。

ストーリーとは関係ないところでは、脳に爆弾を埋め込むシーンを見て、すでに前頭葉に大ダメージじゃないかと現実的に考えてしまった。前頭葉は運動機能に関わる部分だし、あれを撃ち込まれた時点でまともに歩けないやろと。笑

良かった点

良かった点は、アクションシーンのバランスの良さだろう。前作ではカンフーとスローの多用でのっぺりとした印象を受けたが、今作ではそういった感覚はなかった。非現実的なシーンもそこまでなかったと思う。あ、でもビルを振り子の原理で飛び移るのはかなりクレイジーだったな。相手側も意表を突かれたとはいえ、すんなり盗まれすぎだろと思った。

あと、トム・クルーズって走り姿が綺麗なんだなーと思った。上海の街を全力疾走する姿はとてもかっこいいのでぜひ見てほしい。

ストーリーテリングも素晴らしい。いい意味で期待を裏切った展開や、スパイが家族を持つことの葛藤がうまく描かれていたと思う。

残念だった点

残念だった点は、臨場感にこだわりすぎるあまり一般人を巻き込んだシーンが多かったことだろうか。トランスポーターの1作目でもあったが、一般人が驚いたり車に轢かれそうになったりする描写は多すぎるとリアリティが一気に薄れてしまう。

今回の作品で言えば上海でブツを奪還して逃走するまでのあたりがちょっとやりすぎ感があった。ハリウッド映画を見ているとよくあるカットだが、主人公が急いで道路を横断しようとするときに絶対轢かれそうになるあのシーン、現実的じゃないよなーと思うのでなるべく少なくしてほしい。

終わりに

今作はとてもバランスの良いスパイ映画だったと思う。チームで任務を遂行する面白さと、職業と家庭の両立。複数の軸で展開されるストーリーがきっちりまとまっていたように思ったので、私はとても好きな映画だ。

3が最高傑作という評価がすごく多いので、これから4以降を見るのが少し辛いが、楽しみにしよう。

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