ヒロインが微妙?トランスポーター3 アンリミテッド レビュー

アクション
Transporter 3 (2008) – Official Trailer – Jason Statham

作品・出演者情報

監督

オリヴィエ・メガトン

キャスト

  • フランク・マーティン – ジェイソン・ステイサム
  • ジョンソン – ロバート・ネッパー
  • ヴァレンティーナ – ナタリア・ルダコーワ

個人的レビュー

今作もド派手なカーアクションやスタントシーンが豊富で魅力溢れる作品だったと思う。

ストーリーの構成が前の二作とは異なり、「もしかして監督変わったか?」と思ったらやはり変わっていた。あと、フランクが冷静な男から情熱的な男に変化してしまっていたのも新鮮だった。まあ、個人的にはいついかなる時も冷静沈着なフランクが好きだったので、この変化は少し残念だ。人間味のない、冷徹な役を演じるのが得意なジェイソン・ステイサムの良さを活かすには、当初の設定のままで良かったんじゃないかと思う。

今作のラスボス的存在を演じたのは、プリズン・ブレイクでティーバックを演じているロバート・ネッパー。私は彼の演技が非常に好きで、悪役の似合う俳優だと思っている。冷徹さと焦りを表現する演技において彼の右に出る俳優はいない。ブチギレ寸前で銃口を向ける時の所作は、作品の雰囲気を一変させる強さを持っている。それでいて、劣勢の時の弱気な交渉の演技もうまい。アメリカ映画において軸となることが多い「正義が悪をやっつける」ストーリーの盛り上がりを一人でコントロールすることができるのだ。彼が出てきた時点で、今作はスパイスの効いた作品であることは想像できた。

あとは意見が分かれるところとして、ヒロインが前作よりも魅力的じゃないというのがある。個人的には魅力的じゃなかった。容姿は別にどうでもいいのだが、性格に何がありすぎる。見ていてイライラしかしないという点で、もう少しいい感じの設定にできたんじゃない?と思った。

あれだけ人を振り回す性格で、フランクとは相容れないだろうなと思っていたのに、なぜか言いくるめられて身体を交えるあの展開は無理がある。なんというか、美人すぎて本能的にという訳でもなく、冷静沈着なフランクがあの程度の誘いに乗ってしまうというのが前作から見ている側としては信じられない。そんな人じゃないだろ!と思う。まあ、これも監督が変わったからなのかもしれないが……

全体を通した感想としては、作品として面白かったが、もう少し前作から見ているファンが違和感を感じないような設定でストーリーを組むべきだったなといったところか。

良かった点

本作の良かった点は、新たにBMXのスタントシーンが追加されていたところだ。フランクが車から一定距離以上離れることができないという設定のもと、BMXを使ってショートカットしながら追い続けるのは爽快だったし、新鮮なアクションで見ていて楽しかった。

まあ、結構距離離れてたし、普通に爆発してもおかしくないやろと思ったけど。笑

あとは、やっぱりジェイソン・ステイサムのアクションはこの映画のすべてだよなというところ。彼なしでは成立しないだろうなと思う点がいくつもある。やはり彼はスーパースターだ。うん。

残念だった点

上述したが、前作から見ているファンにとっては少し無理のある話が多かったように思う。フランクが情熱的な男として描かれていたり、ヒロインがイライラさせる性格だったりするのはちょっと残念。「こら、フランクの邪魔すんな!」と思うシーンが何度かあった。それがいいスパイスになっていればまあいいのだが、それが全然生かされていないというか、単なる蛇足でしかないという感じが否めなかったのが残念だ。

終わりに

トランスポーター3はアクションやスタントを楽しみたい人にとってはいい映画だと思うが、ストーリーを通してファンとして違和感があるシーンも多い。監督が変わったからというのもあるが、できれば設定はもう少し踏襲してほしかったなと思う。

コメント

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